脳神経外科は、主に頭蓋内の脳や神経の病気を診断し治療を行います。
病院では神経内科や心療内科とは異なり外科的加療を要する疾患に対し診療を行いますが、診療所では脳にかかわるほぼ全ての病気を対象としておりますので手術が必要な病気だけを診るのではございません。脳外科を受診するに際しましては、特に気兼ねせず気楽にお越し下さい。
また、頭蓋内疾患は可及的速やかに加療を要する場合もございますので、些細な心配事であっても早めに受診することをお勧め致します。あれこれ思い悩んでいるよりも、ご相談頂ければ即対処できる場合もございます。当院では、最新のＭＲＩによって脳神経系疾患の早期発見や早期診断に尽力致します。そして、その後の継続フォローもしっかりと対応してまいります。頭蓋内脳疾患のみならず、可能な限り全身の問題にも寄り添いたいと思っております。
現状の日本におきまして高齢社会化と責任世代の共働きが増加する中で、家族による介護を要する認知症や寝たきりの方の増加が社会的・経済的な問題になりつつあります。その背景疾患と致しまして、生活習慣病からの廃用や脳卒中などの増加が言われております。私は脳外科医として患者さんの手術に注力してまいりましたが、そもそも手術だけで完治できる病気ではなかったり、手術で病巣を取り除いても日常生活に後遺症が残る場合もございました。これまでの経験から、私は発症する前や重症化する前の適切な予防管理と初期段階の治療介入が非常に大切であると痛感しております。日々の生活習慣や内科的管理につきましても、特に気兼ねせず気軽にご相談下さい。

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